吉祥寺で審美歯科をしたい!セラミックと銀歯の耐久比較
セラミックの耐久性
陶器と同じ材質であるセラミックは割れることがあります。歯を強く噛みしめる人や歯ぎしり癖のある人には向かない素材と言えるでしょう。
セラミックの寿命は、接着剤であるセメントの寿命とセラミックそのものの寿命の2つで考えます。セラミックを接着するレジンセメントの寿命は約10年です。セラミックの中でも柔らかい素材であるハイブリッドセラミックの寿命は7〜8年、強化セラミックのe-maxは10〜15年、ジルコニアは約10年と言われています。
銀歯の耐久性
銀歯はセラミックと比べて劣化が早く、寿命は平均すると5〜7年と言われています。セラミックと比べて保険適用内の治療である銀歯の耐久性が低い理由の1つは、日本の保険制度にあります。保険制度内で受けられる歯科治療は、生活していく上で最低限度の治療を目的としているからです。銀歯は時間が経つにつれて歯と銀歯の間に隙間ができて新たな虫歯の原因になることがあります。
また、銀歯は金属イオンが溶け出して、歯茎の黒ずみの原因になるケースも。保険適用の銀歯は短期的に見れば安価ですが、長期的に見れば必ずしもそうとは言えないかもしれません。
セラミックの耐久性で気を付けるポイント
セラミックの耐久性は、口の中の環境やその人が持っている癖によって異なります。人間の筋肉の中で最も強いのは奥歯の噛む筋肉です。奥歯を噛み締めたときに1本の歯にかかる力は、およそ100kgと言われています。それに耐えられる天然歯の硬度は、鉄や真珠、ガラスよりも強く水晶と同レベルです。
歯ぎしりや噛みしめる癖のある人にセラミックが向いていない理由が分かるのではないでしょうか。噛み締め癖のある人はジルコニア素材を検討してみましょう。